私はカルチャー・サロンを主宰して「ヨーロッパ室内装飾&家具の歴史」を
教えていますので、豪華なアンティーク家具に囲まれて暮らしていると
誤解されることがあります(笑)
勿論自分の住まいのインテリア・デザインにはこだわりは持っていますが、
色々と制限のある中で暮らしているので残念ながらなかなか思った通りの住まいに
暮らすと言うわけにはいきません。(笑)
まず最初に私がインテリアに関心をもった原点
英国で受けたカルチャー・ショックについてふれてみたいと思います。
1970年代初め、私は英国バークシャーにある全寮制のPadworth college で英語を学んでいました。当時は女子校でした。
海外からの留学生が英国の大学に入学するためのケンブリッジ英検コースを設けていました。
バークシャーは英国のもっとも美しい田園風景が見られるところだそうです。
そんな田園風景の広がる丘の上にPadworth College は建っていました。
古いマナーハウス(領主の館)が校舎です。
遠くから見るとまるで絵のように美しいマナーハウスなのですが
実際は古びてメィンテナンスが行き届かず、天井には蜘蛛の巣が張られ
想像していた様子とは大分ちがっていました。(つづく)
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