セミナーは日本の近代建築の父、「ジョサイア・コンドルと3人の弟子達」。
セミナーとランチのあとはヴァイオリニスト硲美穂子さんとピアニスト寿々子さんの
コンサートを愉しみました。
設計は曽禰達蔵&中條精一郎の曽禰中條建築事務所が担当
曽禰達蔵の師であるジョサイア・コンドルは日本人に初めて近代建築(西洋建築)の技術を教えた人物であり
鹿鳴館を建てた人物として有名です。
曽禰達蔵はジョサイア・コンドルを師として仰ぎ、彼が亡くなるまで一緒に働いていました。
ジョサイア・コンドルが日本に来た時は24歳。英国では1度も建物を建てた経験はありませんでしたが
当時英国で、独特なイスラム風建築で有名だったウイリアム・バージスの建築事務所に勤めていました。
ジョサイア・コンドルはその影響を受け建物にイスラム風のデザインを採用したりしています。
曽禰達蔵も小笠原伯爵邸でイスラム風デザインの喫煙室を設けています。
喫煙室には曽禰達蔵の建築家としてのこだわりが特に感じられます。
窓枠、壁面、柱、ドアーに施された精緻な金細工には驚かされます。
彼が幕末につかえていた唐津藩の本家にあたる小笠原家の邸宅だからでしょうか?
この喫煙室の外壁に彼はサインを残しています。
曽禰達蔵が建物にサインをしたのはこの建物だけだそうです。
曽禰達蔵のサインが
ある外壁
0 件のコメント:
コメントを投稿